簿記一級勉強記_1012

この記事、10月12日に途中まで書いて下書き保存したけど、ブログの更新をすっかり忘れて放置してた……まさかの月またぎ。。。

ここ最近の勉強内容を振り返る記事も別途書きます。

 

 

10日の土曜日と、きょうの夜にTACへ行って、的中答練の商会第1回と第2回を受けた。

自己採点(50点満点)は下記の通り。

 

第1回 25/50

商業簿記 13/25

会計学 12/25

 

第2回 20/50

商業簿記 6/25

会計学 14/25

 

的中答練は、あとから「的中した」と言いたいから、主題論点のボリュームは多めとは聞いていたとはいえ、合格点(7割)には程遠い点数だった。第2回は商業簿記足切り食らうひどい出来栄え(10点以上じゃないと足切りで不合格が確定)。

 

第1回だけ内容を振り返ります。

 

第1回

商業簿記 P/L作成

いろいろな個別論点の集合体だった。貸倒引当金、固定資産、有価証券、社債、退職給付とオーソドックス論点が多かった。最近対策した社債(買入償還)の問題をすべて拾えたり、売上原価の算定をしっかり合わせられたのは良かった。

社債償還益を特別利益に書くところと、有価証券を時価評価する際に期首分の足し忘れをしなければ、もう4点上乗せできたかな。それで17点なら合格点?)

 

ただ、貸倒引当金と固定資産の圧縮積立金を落としたのは、以前に復習してたのに反省点。前者は整理仕訳で動いた売上債権の金額をよく確認してから貸引の計算をすること!!

後者は受贈益の金額のうち、法人税率分は税効果を適用するから繰延税金負債・残りを圧縮積立金(純資産)に分けて、それぞれ減価償却するたびに取り崩して、法人税等調整額・繰越利益剰余金へ振り替える。

積立金方式だと、例えば、600,000円の建物(耐用年数20年・定額法・残存価額ゼロ)を買うために200,000円の補助金貰った場合、固定資産の取得原価からその分を引かない(対応する額を圧縮損として計上しない)から、P/L収益として200,000円の受贈益が残る。会計上は計上しないが、法人税法上は圧縮損200,000円を認識(受贈益は「益金不算入」扱い)するため「将来加算一時差異」が発生する。つまり、P/Lに受贈益として残した200,000円に対しては、一時的に課税がされない(繰延処理になる)ということだ。仮にP/Lの収益がこの200,000円のみだった場合、法人税等が0円になるため、税効果会計の仕訳を切る。

(今回は法人税率30%を前提とする)

 

法人税等調整額 60,000 繰延税金負債 60,000

 

すると、P/L上200,000円の利益に対して、60,000円の法人税等調整額によって、税引後当期純利益を140,000円と適正に表示することができる。

 

「一時差異」になる理由は、会計上は取得原価を基準に減価償却して費用化とするが、税法上は圧縮損を既に認識済みのため、補助金分減額後の固定資産の減価償却費についてだけ、損金算入がされるからだ。つまり、会計上は年度末に減価償却費を30,000円計上するが、そのうち損金算入されるのは20,000円だけになる。

 

 

会計学 以下の3問

・理論

・在外支店の換算

キャッシュフロー計算書

 

理論は少しずつ覚えていくしかないけど、計算問題で扱う用語について答えられたら足切りは避けられそうな感じ。

在外支店の換算は、計算ミスさえしなければ取りやすい問題。B/Sを換算して当期純利益を出す。それをP\Lに移して最後に為替差損益を認識という流れが抑えられてればOK

キャッシュフローは、解答用紙にひな形が少ないと難しいかなあ…これも練習あるのみか。