簿記1級勉強記_20201112

試験日まであと3日。

 

相変わらず平日は仕事メインで1時間も勉強できれば良い方って感じ。

 

仕上がり具合から見ても、2021年2月試験を見据えて勉強を継続していこうと思う。

 

きょうは有給とってたので、昼過ぎから20時頃までひたすら的中答練を解きなおした。

 

工原は、全体像を掴めるか・序盤の設問で間違えないかで大きく点数がぶれてくる。

問題文の読み飛ばしや勘違いが致命傷なので、注意深くいきたい。

 

商会は、商業簿記の個別問題(後T/BやB/S作成)は段々慣れてきたし、

よく問われる論点もイメージできるようになってきた。

 

会計学はちょっとまだとっつきにくい?

連結とか有価証券・社債あたりは解けるけど、あまり手が付けられない問題も多いかな……

 

11月15日は元気に受けられるように、数日間は多めに寝て、体調を崩さないようにしたい。(最近かなり冷え込んできたからね)

簿記一級勉強記_1105

月初は普通の仕事が忙しく、まとまった勉強時間をとるのが難しい!

 

そんな時は、直前期だからこそ出来る、会計学の理論対策がいいね。

 

点数的には5点分くらいだけど、電卓不要で点数を稼げるのは安心感がある。

 

個人的に、会計学は基本的に大問3つあるけど、うち2つは論点を掘り下げた深い

計算問題が出ると苦手で、残り1つの大問で5点を確保できる理論はチャンスか。

 

計算問題をそこそこ勉強した後だから、その復習になるのがいいね。

 

たとえば

・固定資産の減損損失を認識するかどうかの判定は?

割引前将来CF帳簿価額より低かったら認識する

 

・減損を認識する場合、いくらを減損損失とするのか?

正味売却価額使用価値(割引前将来CFの現在価値。つまり割引後)を

 比較し、大きい方を回収可能価額として、帳簿価額との差額を減損損失とする

 

理論で出るとしたら、青文字部分が穴埋めになったりする。

 

もちろん、これを意味わからず暗記するのは無理だけど、

減損の計算問題を解くうえでは当たり前の必須知識。

(知らないと減損損失の金額を正しく解答に書けない)

 

こういう問題が多く出てくれれば点数取れるのにな~

(実際は、マニアックな会計基準が出ることも……)

 

今週の土曜には試験前最後のTAC答練。

商会・工原を一気に解ける最後の機会だしがんばります。

 

簿記一級勉強記_1103

最近更新をさぼってました。

10月中頃以降はは仕事が忙しかったり、研修を受けたりと、なかなか時間が取れず…

 

気付いたらあっという間に11月になって、試験まであと2週間を切りました。

 

現在の実力を考えると正直合格は難しいかな…

上振れの傾斜配点が入るとしても、せいぜい50点台で、よくて60点という感じがする。

 

残りの期間は、確実に伸ばせそうな工原を多めに対策していこうと思う。

商会は頻出の基礎論点の復習と理論を覚えて足切り回避狙いかな。

 

ただ、今日は祝日だけど、新しいネット回線を引く作業をしたいので、勉強時間はあんまり取れんかも…

 

ではまた。直前期くらいもう少し更新したい。

簿記一級勉強記_1012

この記事、10月12日に途中まで書いて下書き保存したけど、ブログの更新をすっかり忘れて放置してた……まさかの月またぎ。。。

ここ最近の勉強内容を振り返る記事も別途書きます。

 

 

10日の土曜日と、きょうの夜にTACへ行って、的中答練の商会第1回と第2回を受けた。

自己採点(50点満点)は下記の通り。

 

第1回 25/50

商業簿記 13/25

会計学 12/25

 

第2回 20/50

商業簿記 6/25

会計学 14/25

 

的中答練は、あとから「的中した」と言いたいから、主題論点のボリュームは多めとは聞いていたとはいえ、合格点(7割)には程遠い点数だった。第2回は商業簿記足切り食らうひどい出来栄え(10点以上じゃないと足切りで不合格が確定)。

 

第1回だけ内容を振り返ります。

 

第1回

商業簿記 P/L作成

いろいろな個別論点の集合体だった。貸倒引当金、固定資産、有価証券、社債、退職給付とオーソドックス論点が多かった。最近対策した社債(買入償還)の問題をすべて拾えたり、売上原価の算定をしっかり合わせられたのは良かった。

社債償還益を特別利益に書くところと、有価証券を時価評価する際に期首分の足し忘れをしなければ、もう4点上乗せできたかな。それで17点なら合格点?)

 

ただ、貸倒引当金と固定資産の圧縮積立金を落としたのは、以前に復習してたのに反省点。前者は整理仕訳で動いた売上債権の金額をよく確認してから貸引の計算をすること!!

後者は受贈益の金額のうち、法人税率分は税効果を適用するから繰延税金負債・残りを圧縮積立金(純資産)に分けて、それぞれ減価償却するたびに取り崩して、法人税等調整額・繰越利益剰余金へ振り替える。

積立金方式だと、例えば、600,000円の建物(耐用年数20年・定額法・残存価額ゼロ)を買うために200,000円の補助金貰った場合、固定資産の取得原価からその分を引かない(対応する額を圧縮損として計上しない)から、P/L収益として200,000円の受贈益が残る。会計上は計上しないが、法人税法上は圧縮損200,000円を認識(受贈益は「益金不算入」扱い)するため「将来加算一時差異」が発生する。つまり、P/Lに受贈益として残した200,000円に対しては、一時的に課税がされない(繰延処理になる)ということだ。仮にP/Lの収益がこの200,000円のみだった場合、法人税等が0円になるため、税効果会計の仕訳を切る。

(今回は法人税率30%を前提とする)

 

法人税等調整額 60,000 繰延税金負債 60,000

 

すると、P/L上200,000円の利益に対して、60,000円の法人税等調整額によって、税引後当期純利益を140,000円と適正に表示することができる。

 

「一時差異」になる理由は、会計上は取得原価を基準に減価償却して費用化とするが、税法上は圧縮損を既に認識済みのため、補助金分減額後の固定資産の減価償却費についてだけ、損金算入がされるからだ。つまり、会計上は年度末に減価償却費を30,000円計上するが、そのうち損金算入されるのは20,000円だけになる。

 

 

会計学 以下の3問

・理論

・在外支店の換算

キャッシュフロー計算書

 

理論は少しずつ覚えていくしかないけど、計算問題で扱う用語について答えられたら足切りは避けられそうな感じ。

在外支店の換算は、計算ミスさえしなければ取りやすい問題。B/Sを換算して当期純利益を出す。それをP\Lに移して最後に為替差損益を認識という流れが抑えられてればOK

キャッシュフローは、解答用紙にひな形が少ないと難しいかなあ…これも練習あるのみか。

簿記一級勉強記_1008

先週末は、キャッシュフローをやったり、商会のあいまい論点を復習したりした。

 

今週はあまり勉強時間が取れてないけど、まずは今週末からの答練でできなかったところを潰していく予定。

 

いきなり寒くなってきて、季節が秋になった感じがする。今日の最高気温は16度だし。風邪をひかないようにしたい。

簿記一級勉強記_0929

今日は仕事が忙しく、勉強は朝に1時間程度。

 

デリバティブの復習で、先物取引、繰延ヘッジ、為替予約の仕訳を確認した。

 

繰延ヘッジは、有価証券に追加処理という感じの論点。例えば国債を買って、満期まで持って償還するのではなく、利息目当てで持つ場合に使用する。(この時、満期保有ではなく、その他有価証券で計上する)

 

ただ、国債は日々価格が変動する。利息目当てで持っているのに、国債の価格が下がって損をしたら困る。繰延ヘッジ会計は、そのために使う。

 

例えば、1,000円で1件の国債を買い、国債の価格変動リスクに対応するために、同時に1件1,000円で売り予約をする。

 

決算時、国債の相場が1件900円に下落した場合、以下の仕訳を切る。(全部純資産直入法。税率40%)

 

その他有価証券評価差額金 60

繰延税金負債 40 / その他有価証券 100

 

先物取引差金 100 / 繰延ヘッジ損益 60

                               繰延税金資産 40

 

国債(その他有価証券)の価値が下落しているため、当然貸方にその他有価証券で100下げる。

 

一方で、1,000円で売り予約をしているため、決算時に国債時価の1件900円で買い、予約している1,000円で売れば、100円儲かる。

その「100円儲かる権利」を、借方の先物取引差金としてBS資産計上する。

ただ、利息目当てなので実際に売るつもりは無い。したがって、貸方はPL利益ではなく「繰延ヘッジ損益」としてBS純資産へ計上する。

 

税効果の適用も含めて、すべてBS科目である。したがって、お互いに相殺し合うかたちになり、国債の価格変動による財務諸表への影響はなくなるのである。

 

 

あと、昨日書く予定だった簿記2級の話。

154回試験を解いて、以下の結果でした。

 

問1 16/20

問2 18/20

問3 14/20

問4 20/20

問5 20/20

合計 88/100

 

1級受験生として、90点は取りたかったけど惜しくも届かず。問4,5の工業簿記は完璧だったが、商業簿記で凡ミスがいくつか……。

間違えた問題を振り返る。

 

問1の仕訳。結構難しくて、初めて2級を受けて落ちた151回試験を髣髴とさせるもの。

5問目のソフトウェアの仕訳を切り間違えた。ソフトウェア仮勘定→ソフトウェア→一部は除却して貯蔵品に振替という問題だったけど、ソフトウェア仮勘定→ソフトウェアの振替を書き忘れて、いきなり貯蔵品への振替を書いてしまい失点。。。問題文が読みづらいと言い訳したい。

 

問2は商品売買の総合問題。3級が分かってれば解けそうな内容だったけど、最後に「純売上」を答える問題で、売上割引を控除してしまいミス。これ1級の問題解いててもやった事ある間違い……割引は利息扱いだから控除しないのよね……商品売買を復習します。

 

問3は前TBからPLを作成する問題。

貸倒引当金を算定するオーソドックス問題でミス。貸し倒れの発生したという条件があり、TBの貸倒引当金からその分を引いてから算定するに、引き忘れるミス。今回で1番アホな間違い。貸倒引当金は典型論点なので、今後は絶対に間違えないという意志を固めた。

このミスで法人税とか税引後利益もズレるので14点だった。

 

問4,5の工業簿記は1級の工業簿記なら1問目のレベルだったから簡単……だけど勘定連絡が分かってないと解けない内容で、2級受験生時代なら迷ったかもしれない。

 

結果として、2級の過去問解いて良かった。商品売買とか貸倒引当金といった典型論点が甘いことに気づいたし、商会Ⅰの復習をしっかりしていきたい。

簿記一級勉強記_0928

今日は2つのテーマ。

1.原価計算:設備投資の意思決定会計について

2.商業簿記連結会計について

 

まず1から。

一昨日の26日土曜日、TACの工原アドバンスが最終回だった。

近年の本試験で割と出題される印象のある活動基準原価計算(ABC = activated based costing)を学習した。

一種類の配賦基準で製造間接費を配賦するのではなく、複数の基準で配布する。

すると計算は単純だけど量が多いので、確実に電卓を叩く力がいるなという印象。

 

後半で設備投資の意思決定について基礎演習を解いた。

意思決定会計は過去問の類題で慣らしてたおかげで、基礎演習とはいえ満点!

キャッシュイン・アウトのコツを掴めば取りやすい問題かも。

取替投資や拡張投資をすると、既存の設備だけを使う場合と比較して、

どれだけ残るキャッシュが変わるのか?この視点が重要。

 

 

2つ目の連結について。

総合問題を解いて復習した。

成果連結の基本ではあるが、未実現利益の消去に手間取ったため、

1級ホルダーの友人にも相談して、腰を据えて復習した。

 

大事なのは、子(S)→親(P)へ販売があるアップストリームの場合。

 

・PはS社株式の70%を取得し、支配を獲得している。

・SがPに、原価から4割の利益を乗せて商品を販売している。

・Pの商品のうち、S社から仕入れた分は45,000円である。

 

上記の条件の場合、連結修正仕訳(未実現利益の消去)は下記の通り。

売上原価 18,000 / 商品 18,000

繰延税金資産 7,200 / 法人税等調整額 7,200

非支配株主持分当期変動額 3,240 / 被支配株主に帰属する当期純利益 3,240

 

PがSから仕入れた45,000円の商品は、4割の利益(18,000)が含まれている。

しかし、連結グループ間の取引なので、その利益は消去する。

 

イメージとしては、Pの個別財務諸表作成の過程で、

繰越商品 45,000 / 仕入 45,000 

と決算整理仕訳を切っているが、そのうち18,000は取り消す感じ。

 

借方の売上原価18,000で、連結上の利益は18,000減少する。

本来なら、法人税(40%)も合わせて7,200減少するところ、

法人税の算出は個別財務諸表で計算した利益がベースなため、連結上は変化しない。

すると連結上で税引前利益と法人税額が対応しないため、2行目の連結税効果会計の仕訳を切ると、貸方の法人税等調整額と連結上の法人税額を減らし、対応させる。

 

上記の流れで、Sの税引後利益は10,800増加する。

Sは30%の被支配株主(P以外の株主)がいるため、

10,800×30%=3,240

この分は、非支配株主持分の増加とする。(3行目の仕訳)

 

・・・ざっくり思い出しながら復習した。アップストリームは今後確実に正解したい。

 

 

昨日は基礎の確認として簿記2級の過去問(直近の154回試験)も解いてみたので、それについても書こうと思ったけど、今日は連結を思い出しながら書いたら疲れちゃった。

 

次回の更新時に書こうと思う。